マクロビオティックのベースは中医学の基本にもなっている陰陽五行。この世に存在するすべてのものは、「陰・陽」のふたつのエネルギーで構成されており、「木・火・土・金・水」という5つの要素からなる、という古代中国の哲学です。陰陽五行の理論を身につけながら、料理の実習だけでなく、体調管理の方法、体調不良の手当てについて学びます。自然の摂理に沿った食生活で、快調な体を作りましょう。
講習費用:¥70000+税(1回あたり¥7,000)
「木」は季節でいえば春。胃腸の働きが弱くなりやすく、鼻水・鼻づまりなど、上半身に不調が起こりがちです。
【こんだて】
1. 春キャベツと豆腐マヨネーズのコールスロー、豆腐のステーキ、丸麦入り玄米
2. 玄米と豆のリゾット、豆腐のスクランブルと麦のサラダ
など。
「火」は季節でいえば夏。暑さと湿気で体の中に熱がこもり、ほてりや動悸を引き起こしやすくなります。
【こんだて】
1. 玄米サラダ、塩麹豆腐と夏野菜のマリネ
2. 豆乳スープの冷やし麺、夏野菜の素揚げマリネ
など
「土」は季節でいえば土用。季節の変わり目のことですが、特に夏の土用を指します。体力が低下し、全身がだるく感じることがあります。
【こんだて】
1. スイートブラウンライスプディング、雑穀クリームコロッケ、梅酢ドレッシングのプレスサラダ
2. もちきびのかぼちゃ粥、ひよこ豆の五目煮、甘い野菜のスープ
など
「金」は季節でいえば秋。乾燥が呼吸器や皮膚に影響し、髪や肌のかさつき、空咳、喉の痛み、便秘などの症状を引き起こします。
【こんだて】
1. あらめのりんごジュース煮、れんこん団子のきのこあんかけ、ひよこ豆入り玄米、
2. 雑穀と根菜のトマトシチュー、玄米おかゆパン
など
「水」は季節でいえば冬。冷えにより生理活動が低下、悪寒や足腰の痛みなどのトラブルが増える時期です。
【こんだて】
1. あずきかぼちゃ、干し大根の煮物、玄米餅のオニオングラタンスープ
2. 玄米のキッシュ、ごぼうのポタージュ、大根のステーキ
など
*メニューは記載のものから変更になることもあります。